wiki:WikiProcessors

Version 1 (modified by trac, on Nov 17, 2012 at 6:20:07 PM) ( diff )

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Wiki プロセッサ

プロセッサは Wiki マクロ の一種です。 Trac Wiki エンジン 以外のマークアップフォーマットを使用するために設計されています。プロセッサは ユーザが編集したテキストを処理するマクロ機能 と考えることができます。

Trac 内の全ての Wiki テキストにおいて、 Wiki エンジンにプロセッサを使わせることによって Restructured Text, raw HTML および textile を使用することができます。

プロセッサを使用する

テキストブロックでプロセッサを使うには、 Wiki のコードブロックを使用し、プロセッサの名前を (Unix 系 OS のスクリプトのように) shebang 行 (#!) に続いて指定します。

例1 (Wiki テキストに raw HTML を挿入する):

{{{
#!html
<h1 style="color: orange">これは raw HTML です</h1>
}}}

結果、このように表示されます:

これは raw HTML です

Note that since 0.11, such blocks of HTML have to be self-contained, i.e. you can't start an HTML element in one block and close it later in a second block. Use div or span processors for achieving similar effect (see WikiHtml).


例2 (Wiki テキストに ReStructured テキストを挿入する):

{{{
#!rst
見出し
------
脚注 [*]_ 付きの **text** です。

.. [*] ここは脚注。
}}}

結果、このように表示されます:

見出し

脚注 [*] 付きの text です。

[*]ここは脚注。

例3 (Wiki テキストに C 言語ソースコードブロックを挿入する):

{{{
#!c
int main(int argc, char *argv[])
{
  printf("Hello World\n");
  return 0;
}
}}}

結果、このように表示されます:

int main(int argc, char *argv[])
{
  printf("Hello World\n");
  return 0;
}

プロセッサ一覧

以下のプロセッサが Trac の配布に含まれています:

  • html -- Wiki ページにカスタム HTML を挿入する。 WikiHtml を参照してください。
  • div -- Wiki ページの内容を任意の <div> 要素でラップする (0.11 以降)。 WikiHtml を参照してください。
  • span -- Wiki ページの内容を任意の <span> 要素でラップする (0.11 以降)。 WikiHtml を参照してください。
  • rst -- Restructured テキスト を Trac で利用可能にする。 WikiRestructuredText を参照してください。
  • textile -- Textile をインストールすれば利用可能です。 Textile リファレンス を参照してください。
  • comment -- セクション内のテキストを処理しません。(セクションの内容はレンダリングされた Wiki ページには出力されず、プレーンテキストにのみ保持されます。)
  • diff -- patch や diff を整形表示する。

ソースコードの強調表示対応

Trac では、以下のプログラミング言語でのインライン シンタックスハイライト を行うプロセッサが組み込まれています。

  • c -- C
  • cpp -- C++
  • csharp --- C# (#!text/x-csharp を使用してください)
  • python -- Python
  • perl -- Perl
  • ruby -- Ruby
  • php -- PHP
  • asp -- ASP
  • java -- Java
  • js -- Javascript
  • sql -- SQL
  • xml -- XML
  • sh -- Bourne/Bash shell

Note: Trac はシンタックスの色付けを、外部のソフトウェアパッケージに依存しています。詳しくは TracSyntaxColoring をご覧下さい。

プロセッサとして mime-type が指定されると、ソースコードをブラウズするときと同じく、対応されている言語であれば、シンタックスハイライトを行うことができます。例えば、以下のように書くと:

{{{
#!text/html
<h1>text</h1>
}}}

この結果はシンタックスハイライトされた HTML コードになります:

<h1>text</h1>

対応している全ての mime-type でも、これは同じく有効です。

ユーザによるプロセッサマクロの開発やコントリビュート:

上級トピック: プロセッサマクロを開発する

プロセッサの開発は Wiki マクロと違いはありません。事実、これらは同じような機能を持ち、シンタックスだけが異なります。詳しくは WikiMacros を参照してください。


See also: WikiMacros, WikiHtml, WikiRestructuredText, TracSyntaxColoring, WikiFormatting, TracGuide

Note: See TracWiki for help on using the wiki.