Changes between Version 1 and Version 2 of TracIni


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Aug 13, 2014, 12:08:17 AM (10 years ago)
Author:
trac
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  • TracIni

    v1 v2  
    11= Trac 設定ファイル = #TheTracConfigurationFile
     2
    23[[TracGuideToc]]
     4[[PageOutline]]
    35
    46Trac の設定は `<projectenv>/conf/` にある '''`trac.ini`''' というファイルを編集して行います。変更した内容は通常、即座に反映されますが、 `[components]` セクションや `[logging]` セクションへの変更では Web サーバを再起動する必要があります。また、グローバルな設定ファイルを新しく作成した直後も Web サーバを再起動しなければなりません。
    57
    6 `trac.ini` 設定ファイルは Web サーバから書き込み可能でなければなりません。 Trac は現在のところ、キャッシュを破棄するために完全に Environment を再読み込みするトリガーとなる可能性として期待しています。
     8`trac.ini` 設定ファイルとそのファイルのあるディレクトリは Web サーバから書き込み可能でなければなりません。 Trac は現在のところ、キャッシュを破棄するために完全に Environment を再読み込みするトリガーとして利用しています。
    79
    810== グローバルな設定 == #GlobalConfiguration
     
    1315{{{
    1416[inherit]
    15 file = /usr/share/trac/conf/trac.ini
     17file = /path/to/global/trac.ini
    1618}}}
     19カンマ区切りにすることで、複数のファイルを指定することができます。
    1720
    18 Note: 新しいプロジェクトを作る時に [TracAdmin trac-admin] の `initenv` コマンドに `--inherit=/path/to/global/options` オプションを追加することで、グローバル設定ファイルを指定することができます。オプションを追加せずにプロジェクトを作成した場合でも、新しく作成された conf/trac.ini ファイルを編集して、グローバルファイルの設定で上書きしたいエントリを削除すれば、新しい Environment でグローバル設定ファイルを使用することができます。
     21Note: 新しいプロジェクトを作る時に [TracAdmin#initenv trac-admin] の `initenv` コマンドに `--inherit=/path/to/global/trac.ini` オプションを追加することで、グローバル設定ファイルを指定することができます。オプションを追加せずにプロジェクトを作成した場合でも、新しく作成された `conf/trac.ini` ファイルを編集して、グローバルファイルの設定で上書きしたいエントリを削除すれば、新しい Environment でグローバル設定ファイルを使用することができます。
    1922
     23[#inherit-section| [inherit]] セクションには、共有するテンプレートの配置先を指す `templates_dir` と、共有するプラグインを指す `plugins_dir` という二つのエントリもあります。これらがグローバル設定ファイルに指定することができます。この場合、他の `[inherit] file` が指定されていれば、設定ファイルは順次読み込まれます。
    2024
    21 == リファレンス == #Reference
     25TracEnvironment の `templates/` ディレクトリ内のテンプレートは、 `[inherit] templates_dir` で見つかるテンプレートより優先されます。次に、`[inherit] templates_dir` のテンプレートはインストールされているテンプレートより優先されます。これらを設定するには注意が必要です。特に、デフォルトのテンプレートをオーバーライドする場合、 Trac を新しいバージョンにアップデートする際には必ず変更点を再読み込みして下さい。 ( TracInterfaceCustomization を行うために推奨する方法は、適切に `ITemplateStreamFilter` の変更が行えるカスタムプラグインを作成することです。)
    2226
    23 現在利用できる設定項目のリファレンスです。
     27== リファレンス == #Referenceforsettings
    2428
    25  ''Note: Trac で有効化されたプラグインによって [bitten], [spam-filter], [vote] などのデフォルトのインストールには含まれていないセクションが、この下のリストに追加されます。''
     29現在利用できる設定項目のリファレンスとデフォルトの設定です。(訳注: 0.12 ではデフォルトの値は表示されません。)
    2630
    27 [[TracIni()]]
    28 
    29 
    30 == [components] == #components-section
    31 このセクションは Trac 本体も含めて、プラグインによって提供されるコンポーネントの有効/無効を設定するために使います。有効/無効を設定するコンポーネントは、オプションの名前 (`name`) を使って特定します。コンポーネントが有効かどうかはオプションの値 (`value`) によって決定されます; コンポーネントを有効にするには、値を `enabled` または `on` に設定します。他の値 (一般的には `disabled` または `off`) の場合、コンポーネントは無効になります。
    32 
    33 オプションの名前はコンポーネントの完全修飾名、もしくは、コンポーネントのモジュール/パッケージ プレフィックスとなっています。前者は 特定のコンポーネントの有効/無効を設定し、後者は特定のパッケージ/モジュール内のコンポーネントの有効/無効を設定します。
    34 
    35 以下の設定ファイルの抜粋を見てください:
    36 {{{
    37 [components]
    38 trac.ticket.report.ReportModule = disabled
    39 webadmin.* = enabled
    40 }}}
    41 
    42 最初のオプションは [wiki:TracReports レポートモジュール] を使用しないように Trac を設定しています。二つ目のオプションは `webadmin` パッケージのすべてのコンポーネントを使用できるように設定しています。末尾のワイルドカードはモジュール/パッケージのマッチを行う場合、必須です。
    43 
    44 アクティブなコンポーネントの一覧を取得するには、 ''Trac について'' (訳注: 英語版では ''About Trac'') の ''Plugins'' ページを参照してください。 (`CONFIG_VIEW` [wiki:TracPermissions パーミッション] が必要となります。)
    45 
    46 See also: TracPlugins
    47 
    48 == [ticket-custom] == #ticket-custom-section
    49 
    50 このセクションでは、チケットに追加フィールドを定義することができます。詳しくは TracTicketsCustomFields を参照してください。
    51 
    52 == [ticket-workflow] == #ticket-workflow-section
    53 ''(0.11 以降)''
    54 
    55 チケットのワークフローはプラグインで制御します。
    56 デフォルトでは `ConfigurableTicketWorkflow` コンポーネントが制御を行います。
    57 このコンポーネントでは、 trac.ini ファイルのこのセクションでワークフローを設定することが可能です。
    58 詳細は TracWorkflow を参照してください。
    59 
    60 == [milestone-groups] == #milestone-groups-section
    61 ''(0.11 以降)''
    62 
    63 今やチケットのワークフローは変更可能です。チケットステータスを数多く持つことができます。
    64 単に解決した (closed) チケットと、その他のチケットを対比して表示することが、すべてのケースで
    65 適切とは言えなくなりました。このセクションでは、簡単にステータスの ''グループ'' を作成ができます。
    66 グループはマイルストーンのプログレスバーで異なった色で表示させることができます。
    67 
    68 設定の例 (closed と active しか持たない場合):
    69 {{{
    70 closed = closed
    71 # プログレスバーでの表示順序
    72 closed.order = 0
    73 # カスタムクエリへのリンクに渡すパラメータ (登録日時と最終更新日時の2カラムを追加し登録日時でソート)
    74 closed.query_args = group=resolution,order=time,col=id,col=summary,col=owner,col=type,col=priority,col=component,col=severity,col=time,col=changetime
    75 # このグループのチケット数をマイルストーンの完了パーセンテージに計上する
    76 closed.overall_completion = true
    77 
    78 new = new
    79 new.order = 1
    80 new.css_class = new
    81 new.label = new
    82 
    83 # キャッチオールグループを 1 つ許容
    84 active = *
    85 active.order = 2
    86 # このグループに付与する CSS のクラス
    87 active.css_class = open
    88 # このグループを表示するときに使用するラベル
    89 active.label = in progress
    90 }}}
    91 
    92 グループの定義は、含めるステータスをカンマ区切りのリストにして構成します。
    93 また、 '*' はあらゆるステータスを意味し、残りのすべてのステータスをキャッチオールグループに
    94 関連付けます。
    95 
    96 CSS クラスは次のいずれかを設定します: new (黄色), open (無色), closed (緑色)。
    97 新しくスタイルを追加するには、以下のセレクタを使用します:
    98 `table.progress td.<class>`
    99 
    100 == [svn:externals] == #svn:externals-section
    101 ''(0.11 以降)''
    102 
    103 Subversion 向けの TracBrowser は、フォルダの `svn:externals` 属性を解釈できます。
    104 しかしながら、外部リソースが `http:` や `https:` プロトコルを使用して ''いない'' 場合や、リンクを別の Trac や [http://www.viewvc.org/ ViewVC] のような、異なるリポジトリブラウザに向けたい場合、 Trac に external のプレフィックスと外部の URL のマップを設定しなければなりません。
    105 
    106 このマッピングは TracIni の `[svn:externals]` セクションで設定します。
    107 
    108 例:
    109 {{{
    110 [svn:externals]
    111 1 = svn://server/repos1 http://trac/proj1/browser/$path?rev=$rev
    112 2 = svn://server/repos2 http://trac/proj2/browser/$path?rev=$rev
    113 3 = http://theirserver.org/svn/eng-soft       http://ourserver/viewvc/svn/$path/?pathrev=25914
    114 4 = svn://anotherserver.com/tools_repository  http://ourserver/tracs/tools/browser/$path?rev=$rev
    115 }}}
    116 上記では、 `svn://anotherserver.com/tools_repository/tags/1.1/tools` という external は `http://ourserver/tracs/tools/browser/tags/1.1/tools?rev=` にマップされます (`rev` は、 external にリビジョンが指定された場合、適切なリビジョン番号に設定されます。詳細は [http://svnbook.red-bean.com/en/1.4/svn.advanced.externals.html SVN Book の externals] を参照してください) 。
    117 
    118 Note: 番号はセクション内でのキー項目としてだけ使用されます。 URL 自身はキー項目として扱うことが出来ないという、設定ファイルのパーサの制限事項を回避するためです。
    119 
    120 最後に [http://subversion.tigris.org/svn_1.5_releasenotes.html#externals Subversion 1.5] で導入された相対 URL は、現在のところサポートしていません。
     31[[TracIni]]
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