Changes between Initial Version and Version 1 of TracIni


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Nov 17, 2012, 6:20:07 PM (12 years ago)
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trac
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  • TracIni

    v1 v1  
     1= Trac 設定ファイル = #TheTracConfigurationFile
     2[[TracGuideToc]]
     3
     4Trac の設定は `<projectenv>/conf/` にある '''`trac.ini`''' というファイルを編集して行います。変更した内容は通常、即座に反映されますが、 `[components]` セクションや `[logging]` セクションへの変更では Web サーバを再起動する必要があります。また、グローバルな設定ファイルを新しく作成した直後も Web サーバを再起動しなければなりません。
     5
     6`trac.ini` 設定ファイルは Web サーバから書き込み可能でなければなりません。 Trac は現在のところ、キャッシュを破棄するために完全に Environment を再読み込みするトリガーとなる可能性として期待しています。
     7
     8== グローバルな設定 == #GlobalConfiguration
     9
     100.11 より前のバージョンでは、グローバルな設定ファイルは `$prefix/share/trac/conf/trac.ini` や `/etc/trac/trac.ini` などディストリビューションに依存した特定の位置に配置されていました。アップグレードする場合は、設定を継承するファイルを明示しなければなりません。以前のバージョンから 0.11 にアップグレードした場合、プロジェクトの `trac.ini` ファイルに `[inherit]` セクションを追加しなければなりません。カスタマイズしたテンプレートや画像のファイルは `$prefix/share/trac/...` から他の場所に移動することもできます。
     11
     12グローバルな設定は Environment 固有の設定とマージされます。ローカルの設定はグローバルの設定を上書きます。グローバルな設定ファイルは以下のように指定します:
     13{{{
     14[inherit]
     15file = /usr/share/trac/conf/trac.ini
     16}}}
     17
     18Note: 新しいプロジェクトを作る時に [TracAdmin trac-admin] の `initenv` コマンドに `--inherit=/path/to/global/options` オプションを追加することで、グローバル設定ファイルを指定することができます。オプションを追加せずにプロジェクトを作成した場合でも、新しく作成された conf/trac.ini ファイルを編集して、グローバルファイルの設定で上書きしたいエントリを削除すれば、新しい Environment でグローバル設定ファイルを使用することができます。
     19
     20
     21== リファレンス == #Reference
     22
     23現在利用できる設定項目のリファレンスです。
     24
     25 ''Note: Trac で有効化されたプラグインによって [bitten], [spam-filter], [vote] などのデフォルトのインストールには含まれていないセクションが、この下のリストに追加されます。''
     26
     27[[TracIni()]]
     28
     29
     30== [components] == #components-section
     31このセクションは Trac 本体も含めて、プラグインによって提供されるコンポーネントの有効/無効を設定するために使います。有効/無効を設定するコンポーネントは、オプションの名前 (`name`) を使って特定します。コンポーネントが有効かどうかはオプションの値 (`value`) によって決定されます; コンポーネントを有効にするには、値を `enabled` または `on` に設定します。他の値 (一般的には `disabled` または `off`) の場合、コンポーネントは無効になります。
     32
     33オプションの名前はコンポーネントの完全修飾名、もしくは、コンポーネントのモジュール/パッケージ プレフィックスとなっています。前者は 特定のコンポーネントの有効/無効を設定し、後者は特定のパッケージ/モジュール内のコンポーネントの有効/無効を設定します。
     34
     35以下の設定ファイルの抜粋を見てください:
     36{{{
     37[components]
     38trac.ticket.report.ReportModule = disabled
     39webadmin.* = enabled
     40}}}
     41
     42最初のオプションは [wiki:TracReports レポートモジュール] を使用しないように Trac を設定しています。二つ目のオプションは `webadmin` パッケージのすべてのコンポーネントを使用できるように設定しています。末尾のワイルドカードはモジュール/パッケージのマッチを行う場合、必須です。
     43
     44アクティブなコンポーネントの一覧を取得するには、 ''Trac について'' (訳注: 英語版では ''About Trac'') の ''Plugins'' ページを参照してください。 (`CONFIG_VIEW` [wiki:TracPermissions パーミッション] が必要となります。)
     45
     46See also: TracPlugins
     47
     48== [ticket-custom] == #ticket-custom-section
     49
     50このセクションでは、チケットに追加フィールドを定義することができます。詳しくは TracTicketsCustomFields を参照してください。
     51
     52== [ticket-workflow] == #ticket-workflow-section
     53''(0.11 以降)''
     54
     55チケットのワークフローはプラグインで制御します。
     56デフォルトでは `ConfigurableTicketWorkflow` コンポーネントが制御を行います。
     57このコンポーネントでは、 trac.ini ファイルのこのセクションでワークフローを設定することが可能です。
     58詳細は TracWorkflow を参照してください。
     59
     60== [milestone-groups] == #milestone-groups-section
     61''(0.11 以降)''
     62
     63今やチケットのワークフローは変更可能です。チケットステータスを数多く持つことができます。
     64単に解決した (closed) チケットと、その他のチケットを対比して表示することが、すべてのケースで
     65適切とは言えなくなりました。このセクションでは、簡単にステータスの ''グループ'' を作成ができます。
     66グループはマイルストーンのプログレスバーで異なった色で表示させることができます。
     67
     68設定の例 (closed と active しか持たない場合):
     69{{{
     70closed = closed
     71# プログレスバーでの表示順序
     72closed.order = 0
     73# カスタムクエリへのリンクに渡すパラメータ (登録日時と最終更新日時の2カラムを追加し登録日時でソート)
     74closed.query_args = group=resolution,order=time,col=id,col=summary,col=owner,col=type,col=priority,col=component,col=severity,col=time,col=changetime
     75# このグループのチケット数をマイルストーンの完了パーセンテージに計上する
     76closed.overall_completion = true
     77
     78new = new
     79new.order = 1
     80new.css_class = new
     81new.label = new
     82
     83# キャッチオールグループを 1 つ許容
     84active = *
     85active.order = 2
     86# このグループに付与する CSS のクラス
     87active.css_class = open
     88# このグループを表示するときに使用するラベル
     89active.label = in progress
     90}}}
     91
     92グループの定義は、含めるステータスをカンマ区切りのリストにして構成します。
     93また、 '*' はあらゆるステータスを意味し、残りのすべてのステータスをキャッチオールグループに
     94関連付けます。
     95
     96CSS クラスは次のいずれかを設定します: new (黄色), open (無色), closed (緑色)。
     97新しくスタイルを追加するには、以下のセレクタを使用します:
     98`table.progress td.<class>`
     99
     100== [svn:externals] == #svn:externals-section
     101''(0.11 以降)''
     102
     103Subversion 向けの TracBrowser は、フォルダの `svn:externals` 属性を解釈できます。
     104しかしながら、外部リソースが `http:` や `https:` プロトコルを使用して ''いない'' 場合や、リンクを別の Trac や [http://www.viewvc.org/ ViewVC] のような、異なるリポジトリブラウザに向けたい場合、 Trac に external のプレフィックスと外部の URL のマップを設定しなければなりません。
     105
     106このマッピングは TracIni の `[svn:externals]` セクションで設定します。
     107
     108例:
     109{{{
     110[svn:externals]
     1111 = svn://server/repos1 http://trac/proj1/browser/$path?rev=$rev
     1122 = svn://server/repos2 http://trac/proj2/browser/$path?rev=$rev
     1133 = http://theirserver.org/svn/eng-soft       http://ourserver/viewvc/svn/$path/?pathrev=25914
     1144 = svn://anotherserver.com/tools_repository  http://ourserver/tracs/tools/browser/$path?rev=$rev
     115}}}
     116上記では、 `svn://anotherserver.com/tools_repository/tags/1.1/tools` という external は `http://ourserver/tracs/tools/browser/tags/1.1/tools?rev=` にマップされます (`rev` は、 external にリビジョンが指定された場合、適切なリビジョン番号に設定されます。詳細は [http://svnbook.red-bean.com/en/1.4/svn.advanced.externals.html SVN Book の externals] を参照してください) 。
     117
     118Note: 番号はセクション内でのキー項目としてだけ使用されます。 URL 自身はキー項目として扱うことが出来ないという、設定ファイルのパーサの制限事項を回避するためです。
     119
     120最後に [http://subversion.tigris.org/svn_1.5_releasenotes.html#externals Subversion 1.5] で導入された相対 URL は、現在のところサポートしていません。
     121
     122----
     123See also: TracGuide, TracAdmin, TracEnvironment