Changes between Version 1 and Version 2 of TracFastCgi


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Aug 13, 2014, 12:08:18 AM (10 years ago)
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trac
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    v1 v2  
     1[[PageOutline]]
     2
    13= Trac を FastCGI で使用する = #TracwithFastCGI
    24
    3 [http://www.fastcgi.com/ FastCGI] インタフェースを使用すると [wiki:TracModPython mod_python] 同様、 Trac を常駐させることができます。そのため、外部の各リクエストに対して新しいプロセスを生成する CGI インタフェースよりも処理速度が速いうえに、 mod_python とは異なり [http://httpd.apache.org/docs/suexec.html SuEXEC] に対応しています (例えば、 Web サーバとは異なる権限で起動させることができます)。また、より多くの種類の Web サーバにサポートされています。
    4 
    5 '''Windows 向けの Note:''' Trac の FastCGI は Windows では使用できません。 `_fcgi.py` が必要とする `Socket.fromfd` が Windows では実装されていないためです。 IIS を使用しているのであれば、 [http://trac.edgewall.org/wiki/TracOnWindowsIisAjp AJP] を使うこともできます。 (訳注: Apache でも mod_proxy_ajp 経由で ajp を使用できます。)
     5[http://www.fastcgi.com/ FastCGI] インターフェースを使用すると [wiki:TracModPython mod_python] や [wiki:TracModWSGI mod_wsgi] と同様に Trac を常駐させることができます。リクエスト毎に新しいプロセスを開始しなければならない CGI インターフェースよりも処理速度は速くなります。加えて、多種多様の Web サーバでサポートされています。
     6
     7Note: mod_python とは異なり、FastCGI では [http://httpd.apache.org/docs/suexec.html Apache SuEXEC] をサポートしています。つまり、Web サーバを実行しているユーザとは、異なる権限でプログラムを実行することができます。(`mod_wsgi` でサポートしている `WSGIDaemonProcess` におけるユーザ / グループと同じ効果を得ることができます)
     8
     9'''Windows 向け:''' Trac の FastCGI は Windows 環境下で動作しません。これは、`_fcgi.py` で用いられる `Socket.fromfd` が Windows では実行されないからです。もし IIS へ接続したい場合は、[trac:TracOnWindowsIisAjp AJP]/[trac:TracOnWindowsIisAjp ISAPI] に挑戦してみて下さい。
     10
     11[[PageOutline(2-3,Overview,inline)]]
     12
    613
    714== 単純な Apache の設定 == #SimpleApacheconfiguration
    815
    9 Apache で利用可能な FastCGI モジュールは 2 種類あります: `mod_fastcgi` と 
     16Apache で利用可能な FastCGI モジュールは 2 種類あります: `mod_fastcgi` と
    1017`mod_fcgid` (推奨) です。後者の方がよりメンテナンスされています。
    1118
    12 ==== `mod_fastcgi` でのセットアップ ==== #setupwithmod_fastcgi
     19次の項目では、FCGI の特定のセットアップに焦点を合わせています。Apache の認証の設定方法については [wiki:TracModWSGI#ConfiguringAuthentication] を参照してください。
     20
     21CGI モジュールを使用する場合は注意してください。また、必ず Web サーバに cgi-bin フォルダの実行権限を持たせてください。 FastCGI では詳細な権限に関するエラーが出力されますが、mod_fcgid ではこの処理が行われていない場合には、不明瞭なエラーしか出力されません。(Connection reset by peer: mod_fcgid: error reading data from FastCGI server の様な)
     22
     23=== `mod_fastcgi` でのセットアップ === #setupwithmod_fastcgi
    1324`mod_fastcgi` では `FastCgiIpcDir` と `FastCgiConfig` ディレクティブを使用して Apache の設定ファイルに設定を行います:
    1425{{{
     
    1829<IfModule mod_fastcgi.c>
    1930   AddHandler fastcgi-script .fcgi
    20    FastCgiIpcDir /var/lib/apache2/fastcgi 
     31   FastCgiIpcDir /var/lib/apache2/fastcgi
    2132</IfModule>
    2233LoadModule fastcgi_module /usr/lib/apache2/modules/mod_fastcgi.so
     
    2435デフォルトの設定に問題がなければ、 `FastCgiIpcDir` の設定は必須ではありません。 `LoadModule` の行は `IfModule` グループの後になければいけないことに注意して下さい。
    2536
    26 `ScriptAlias` を設定するもしくは似たオプションが TracCgi で説明されていますが、
    27 `trac.cgi` の代わりに `trac.fcgi` を呼びます
    28 
    29 `TRAC_ENV` を以下のように設定することができます:
     37`ScriptAlias` もしくは TracCgi で説明されている類似のオプションを設定しますが、
     38`trac.cgi` の代わりに `trac.fcgi` を指定してください
     39
     40すべてデフォルトで `TRAC_ENV` をセットアップするつもりならば、Apache の設定ファイルに以下を追加します (`FastCgiIpcDir` より下に):
    3041{{{
    3142FastCgiConfig -initial-env TRAC_ENV=/path/to/env/trac
    3243}}}
    3344
    34 もしくは複数の Trac プロジェクトを扱っているときは、このように設定します:
     45あるいは、以下を追加することで複数の Trac プロジェクトを提供できます:
    3546{{{
    3647FastCgiConfig -initial-env TRAC_ENV_PARENT_DIR=/parent/dir/of/projects
    3748}}}
    3849
    39 ==== `mod_fcgid` でのセットアップ ==== #setupwithmod_fcgid
     50=== `mod_fcgid` でのセットアップ === #Setupwithmod_fcgid
    4051`ScriptAlias` を設定します。 (詳細は TracCgi を参照してください)、 ただし
    41 `trac.cgi` の代わりに `trac.fcgi` を呼び出します。
    42 Note: 最後のスラッシュを忘れずに。とても重要です。
     52trac.cgi` の代わりに `trac.fcgi` を呼び出します。 Note: 最後のスラッシュを忘れずに。とても重要です。
    4353{{{
    4454ScriptAlias /trac /path/to/www/trac/cgi-bin/trac.fcgi/
    4555}}}
    4656
    47 `mod_fcgid` で Trac environment を設定するには `FCGIDDefaultInitEnv`
     57`mod_fcgid` で Trac environment を設定するには `DefaultInitEnv`
    4858ディレクティブを使用します。このディレクティブは `Direcotry` や `Location`
    4959コンテキストで使用できないので、複数のプロジェクトを設定する場合、
    50 下に記述する Environment を設定する別の方法を試してください。
    51 
    52 {{{
    53 FCGIDDefaultInitEnv TRAC_ENV /path/to/env/trac/
    54 }}}
    55 
    56 ==== Environment を設定する別の方法 ==== #alternativeenvironmentsetup
     60下に記述する Environment を設定する別の方法を試してください。
     61
     62{{{
     63DefaultInitEnv TRAC_ENV /path/to/env/trac/
     64}}}
     65
     66=== Environment を設定する別の方法 === #alternativeenvironmentsetup
    5767Trac environment へのパスを設定するための、より適した方法は、パスを
    5868`trac.fcgi` スクリプト自体に書き込むことです。これによってサーバの環境変数を
     
    6373os.environ['TRAC_ENV'] = "/path/to/projectenv"
    6474}}}
    65 or
     75または
    6676{{{
    6777import os
     
    6979}}}
    7080
    71 プロジェクトごとの `ScriptAliases` と `.fcgi` スクリプトを設定すれば、
    72 この方法を使用して複数のプロジェクトに対応することができます。
    73 
    74 この [https://coderanger.net/~coderanger/httpd/fcgi_example.conf fcgid 設定例] を見たところ、 !ScriptAlias ディレクティブでは末尾の / も含めて、このように設定する:
     81プロジェクトごとの `ScriptAlias` と `.fcgi` スクリプトを設定すれば、
     82起動スクリプトに `TRAC_ENV` 等を設定する方法を使用して複数のプロジェクトに対応することができます。
     83
     84この [https://coderanger.net/~coderanger/httpd/fcgi_example.conf fcgid 設定例] の通り、 !ScriptAlias ディレクティブでは末尾の / も含めて設定してください:
    7585{{{
    7686ScriptAlias / /srv/tracsite/cgi-bin/trac.fcgi/
    7787}}}
    7888
    79 == Simple Cherokee Configuration ==
    80 
    81 The configuration on Cherokee's side is quite simple. You will only need to know that you can spawn Trac as an SCGI process.
    82 You can either start it manually, or better yet, automatically by letting Cherokee spawn the server whenever it is down.
    83 First set up an information source in cherokee-admin with a local interpreter.
     89== Cherokee の簡単な設定 == #SimpleCherokeeConfiguration
     90
     91Cherokee 側の設定はとても簡単です。 Trac を SCGI プロセスとして起動できるかどうかのみ知っている必要があります。
     92Cherokee が起動していないときにはいつでも、 Cherokee が Trac を切り離せるようにすることによって、 Trac を手動で起動することも、いっそのこと自動的に起動することもできます。
     93最初に、ローカルのインタプリタである cherokee-admin で information source を設定します。
    8494
    8595{{{
     
    91101}}}
    92102
    93 If the port was not reachable, the interpreter command would be launched. Note that, in the definition of the information source, you will have to manually launch the spawner if you use a ''Remote host'' as ''Information source'' instead of a ''Local interpreter''.
    94 
    95 After doing this, we will just have to create a new rule managed by the SCGI handler to access Trac. It can be created in a new virtual server, trac.example.net for instance, and will only need two rules. The '''default''' one will use the SCGI handler associated to the previously created information source.
    96 The second rule will be there to serve the few static files needed to correctly display the Trac interface. Create it as ''Directory rule'' for ''/chrome/common'' and just set it to the ''Static files'' handler and with a ''Document root'' that points to the appropriate files: ''/usr/share/trac/htdocs/''
    97 
    98 == 単純な Lighttpd の設定 == #SimpleLighttpdConfiguration
     103もしそのポート番号に到達できなければ、インタプリタコマンドは起動されたことになります。information source の定義において、 ''ローカルインタプリタ'' の代わりに、 ''リモートホスト'' を ''information source'' として使用するならば、 spawner を手動で起動する必要があることを覚えておいてください。
     104
     105そして、 Trac にアクセスするために SCGI ハンドラによって管理される新しいルールを作成しなければなりません。このルールは例えば、 trac.example.net という新しい仮想サーバ内で作成し、 2 つのルールのみを必要とします。 '''デフォルト''' ルールは以前に作成された information source に関する SCGI ハンドラで使用されます。
     1062 つ目のルールは Trac のインタフェースを正しく表示するために必要ないくつかの静的ファイルを扱うために設定します。ルールを ''/common'' の ''ディレクトリルール'' として作成し、 ''静的ファイル'' のハンドラを適切なファイルをポイントする ''ドキュメントルート'' と共に設定するだけです: ''$TRAC_LOCAL/htdocs/'' ($TRAC_LOCAL はユーザ又はローカル Trac リソース を置いたシステム管理者により定義されたディレクトリです)
     107
     108Note:\\
     109tracd プロセスが起動しない場合や cherokee が 503 エラーページを表示する場合、 [http://trac.saddi.com/flup python-flup] がインストールされていない可能性があります。\\
     110Python-flup は SCGI の能力を trac に与える従属関係にあります。 debian 基本システムからインストールできます:
     111{{{
     112sudo apt-get install python-flup
     113}}}
     114
     115
     116== Lighttpd の簡単な設定 == #SimpleLighttpdConfiguration
    99117
    100118FastCGI フロントエンドは最初 [http://www.lighttpd.net/ lighttpd] のような、 Apache 以外の Web サーバのために開発されました。
     
    103121他の Web サーバに比べて CPU や、メモリの占有率がとても少ないです。
    104122
    105 `trac.fcgi` (0.11 より前) もしくは fcgi_frontend.py (0.11) を lighttpd で使用するためには、 lighttpd.conf に以下の行を追加します:
     123`trac.fcgi`(0.11 以前) / fcgi_frontend.py (0.11) を lighttpd で使用するためには、 lighttpd.conf に以下の行を追加します:
    106124{{{
    107125#var.fcgi_binary="/usr/bin/python /path/to/fcgi_frontend.py" # 0.11 if installed with easy_setup, it is inside the egg directory
    108126var.fcgi_binary="/path/to/cgi-bin/trac.fcgi" # 0.10 name of prior fcgi executable
    109127fastcgi.server = ("/trac" =>
    110    
     128
    111129                   ("trac" =>
    112130                     ("socket" => "/tmp/trac-fastcgi.sock",
     
    120138}}}
    121139
    122 動かしたい Trac のインスタンス毎に `fastcgi.server` のエントリを追加する必要があります。別の方法として、、上記の `TRAC_ENV` の代わりに `TRAC_ENV_PARENT_DIR` を使用でき、
    123 `lighttpd.conf` に設定する代わりに `trac.fcgi` ファイルに 
     140動かしたい Trac のインスタンス毎に `fastcgi.server` のエントリを追加する必要があります。別の方法として、上記の `TRAC_ENV` の代わりに `TRAC_ENV_PARENT_DIR` を使用でき、
     141`lighttpd.conf` に設定する代わりに `trac.fcgi` ファイルに
    124142`bin-environment` (上記の Apache の設定 に書かれています) の2つのうちのどちらかを設定します。
     143
     144Note: lighttpd には 'SCRIPT_NAME' と 'PATH_INFO' に関するバグがあります。例として、 fastcgi.server の uri が '/trac' とするところを '/' としてしまいます。 ([trac:#2418 本家チケット 2418] 参照) このバグは lighttpd 1.4.23 以降で修正されています。 fastcgi.server のパラメータとして、 `"fix-root-scriptname" => "enable"` を追加する必要があるでしょう。
    125145
    126146lighttpd で2つのプロジェクトを動かすには、 `lighttpd.conf` に以下の設定を追加します:
     
    146166                )
    147167}}}
    148 各フィールドの値が異なることに注意して下さい。もし `.fcgi` スクリプトに
    149 環境変数を設定するほうが好ましい場合は、 `trac.fcgi` をコピー/名前変更をして下さい。例として、
    150 `first.fcgi` と `second.fcgi` が上記の設定では参照されるようにします
    151 上記の設定で、両方のプロジェクトが 同じ `trac.fcgi` スクリプトで起動していても、
     168Note: 各フィールドの値が異なることに注意して下さい。もし、
     169`.fcgi` スクリプト内の環境変数を設定する方が好ましいならば、 `trac.fcgi` スクリプトを
     170例えば、 `first.fcgi` や `second.fcgi` というようにコピー / リネームして、上記設定の中でこれらのスクリプトを参照するようにしてください
     171両方のプロジェクトが同じ `trac.fcgi` スクリプトから起動しているとしても、
    152172異なるプロセスになることに注意して下さい。
     173
    153174{{{
    154175#!div class=important
    155 '''Note''' server.modules をロードする順番はとても重要です。 mod_auth が mod_fastcgi より '''先に''' ロードされる設定になっていない場合、サーバはユーザの認証に失敗します。
    156 }}}
     176'''Note''': server.modules をロードする順番はとても重要です。もし、 mod_auth が mod_fastcgi より '''先に''' mod_auth がロードされない設定になっていない場合、サーバはユーザ認証に失敗します。
     177}}}
     178
    157179認証のために lighttpd.conf の 'server.modules' 中で mod_auth を有効にして、 auth.backend と認証方法を選択して下さい:
    158180{{{
     
    193215
    194216}}}
    195 パスワードファイルがない場合、 lighttpd (確認したバージョンは 1.4.3) が停止するので注意して下さい。
    196 
    197 バージョン 1.3.16 以前では lighttpd は 'valid-user' をサポートしていないので注意してください。
    198 
    199 条件付の設定は静的リソースをマッピングするときに便利です。例として FastCGI を経由せずに直接イメージファイルや CSS を参照するときなどです:
     217Note: パスワードファイルがない場合、 lighttpd (確認したバージョンは 1.4.3) が停止するので注意して下さい。
     218
     219Note: バージョン 1.3.16 以前では lighttpd は 'valid-user' をサポートしていないので注意してください。
     220
     221条件付の設定は静的リソースをマッピングするときに便利です。例として FastCGI を経由せずに直接イメージファイルや CSS を参照するときなどです:
    200222{{{
    201223# Aliasing functionality is needed
    202224server.modules += ("mod_alias")
    203225
    204 # Setup an alias for the static resources
     226# Set up an alias for the static resources
    205227alias.url = ("/trac/chrome/common" => "/usr/share/trac/htdocs")
    206228
     
    268290使用言語指定の詳細については [http://trac.lighttpd.net/trac/wiki/TracFaq TracFaq] の 2.13 の質問を参照して下さい。
    269291
    270 その他重要な情報、例えば、 [http://trac.lighttpd.net/trac/wiki/TracInstall lighttpd の TracInstall] や、 [wiki:TracCgi#静的なリソースをマッピングする TracCgi] などは fast-cgi 固有ではありませんが、インストールの詳細をつかむのに有用でしょう。
    271 
    272 trac-0.9 を使用している場合、[http://lists.edgewall.com/archive/trac/2005-November/005311.html 些細なバグ] について読んでください。
     292[wiki:TracInstall#MappingStaticResources 静的なリソースのマッピングに関する事] の様な他の重要な情報は、fastcgi 以外でもインストールの詳細をつかむのに有効です。
     293]
    273294
    274295lighttpd を再起動し、ブラウザに `http://yourhost.example.org/trac` を入力して、 Trac にアクセスして下さい。
     
    276297制限された権限で lighttpd を起動するにあたって気をつけること:
    277298
    278   もし、 trac.fcgi が lighttpd の設定で __server.username = "www-data"__ や __server.groupname = "www-data"__ を設定しても起動せずどうしようもないときは、 `bin-environment` セクションの `PYTHON_EGG_CACHE` を `www-data` のホームディレクトリまたは `www-data` アカウントで書き込みが可能なディレクトリに設定して下さい。 (訳注: debian 系 Linux に限定した話だと思われます。 `www-data` は lighttpd を起動するユーザに適宜読み替えてください。)
    279 
    280 
    281 == 簡単な !LiteSpeeed の設定 == #SimpleLiteSpeedConfiguration
    282 
    283 FastCGI フロントエンドは [http://www.litespeedtech.com/ LiteSpeed] のような、 Apache 以外の Web サーバのために開発されました。
    284 
    285 !LiteSpeed Web サーバはイベント駆動、非同期型であり、Apache に代わるものとしてセキュアで拡張可能になるようにゼロからデザインされています。そして、最低限のリソースで操作できます。 !LiteSpeed は Apache の設定ファイルから直接操作でき、ビジネスに不可欠な環境をターゲットにしています。
    286 
    287 セットアップ
    288 
    289 1) 最初に Trac プロジェクトをインストールして動作することを確認して下さい。最初のインストールでは、 "tracd" を使用します。
    290 
    291 2) このセットアップでは仮想ホストを作成します。以下、この仮想ホストのことを !TracVhost と呼びます。このチュートリアルで、先ほど作ったプロジェクトが以下の URL 経由でアクセスできると仮定します:
     299もし、 trac.fcgi が lighttpd の設定で `server.username = "www-data"` や `server.groupname = "www-data"` を設定しても起動せずどうしようもないときは、 `bin-environment` セクションの `PYTHON_EGG_CACHE` を `www-data` のホームディレクトリまたは `www-data` アカウントで書き込みが可能なディレクトリに設定して下さい。 (訳注: debian 系 Linux に限定した話だと思われます。 `www-data` は lighttpd を起動するユーザに適宜読み替えてください。)
     300
     301
     302== !LiteSpeed の簡単な設定 == #SimpleLighttpdConfiguration
     303
     304FastCGI フロントエンドは最初 [http://www.litespeedtech.com/ LiteSpeed] のような、 Apache 以外の Web サーバのために開発されました。
     305
     306!LiteSpeed Web サーバはイベント駆動、非同期型であり、 Apache に代わるものとしてセキュアで拡張可能になるようにゼロからデザインされています。そして、最低限のリソースで操作できます。 !LiteSpeed は Apache の設定ファイルから直接操作でき、ビジネスに不可欠な環境をターゲットにしています。
     307
     308 1. 最初に Trac プロジェクトをインストールして動作することを確認して下さい。最初のインストールでは、 "tracd" を使用します
     309
     310 2. このセットアップでは仮想ホストを作成します。以下、この仮想ホストのことを !TracVhost と呼びます。このチュートリアルで、先ほど作ったプロジェクトが以下の URL 経由でアクセスできると仮定します:
    292311
    293312{{{
     
    295314}}}
    296315
    297 3) "!TracVhost → External AApps" タブへ移動し、新しい "External Application" を作成します。
    298 
    299 {{{
    300 Name: MyTracFCGI       
     316 3. "!TracVhost → External Apps" タブへ移動し、新しい "External Application" を作成します
     317
     318{{{
     319Name: MyTracFCGI
    301320Address: uds://tmp/lshttpd/mytracfcgi.sock
    302321Max Connections: 10
     
    306325Persistent Connection   Yes
    307326Connection Keepalive Timeout: 30
    308 Response Bufferring: No 
     327Response Bufferring: No
    309328Auto Start: Yes
    310329Command: /usr/share/trac/cgi-bin/trac.fcgi  <--- path to trac.fcgi
     
    313332}}}
    314333
    315 4) (非必須) "!TracVhost → Security" タブへ移動し、新しいセキュリティ "Realm" を作成することができます。
     334 4. (非必須) htpasswd ベースの認証を使用するならば、 "!TracVhost → Security" タブへ移動し、新しいセキュリティ "Realm" を作成することができます
    316335
    317336{{{
     
    323342もし、 htpasswd ファイルを持っていない、もしくは作り方を知らない場合は、 http://sherylcanter.com/encrypt.php にアクセスし、ユーザ名:パスワード の一対を生成して下さい。
    324343
    325 5) "!PythonVhost → Contexts" へ移動し、新しい "FCGI Context" を作成します。
    326 
    327 {{{
    328 URI: /trac/                              <--- URI path to bind to python fcgi app we created   
     344 5. "!PythonVhost → Contexts" へ移動し、新しい "FCGI Context" を作成します
     345
     346{{{
     347URI: /trac/                              <--- URI path to bind to python fcgi app we created
    329348Fast CGI App: [VHost Level] MyTractFCGI  <--- select the trac fcgi extapp we just created
    330349Realm: TracUserDB                        <--- only if (4) is set. select realm created in (4)
    331350}}}
    332351
    333 6) /fullpathto/mytracproject/conf/trac.ini を修正します。
     352 6. /fullpathto/mytracproject/conf/trac.ini を修正します
    334353
    335354{{{
     
    340359}}}
    341360
    342 7) !LiteSpeed を "lswsctrl restart" で再起動し、新しい Trac プロジェクトに以下の URL でアクセスします:
    343 
     361 7. !LiteSpeed を "lswsctrl restart" で再起動し、新しい Trac プロジェクトに以下の URL でアクセスします:
    344362
    345363{{{
     
    347365}}}
    348366
    349 === Simple Nginx Configuration ===
    350 
    351 1) Nginx configuration snippet - confirmed to work on 0.6.32
     367
     368== Nginx 簡単な設定 == #SimpleNginxConfiguration
     369
     370Nginx は FastCGI プロセスを生成することはできませんが、伝達することができます。そのため、 Trac を独立して FastCGI サーバを開始する必要があります。
     371
     372 1. 基本認証を行う Nginx の設定 - 0.6.32 で動作することを確認しました
    352373{{{
    353374    server {
     
    368389        if ($uri ~ ^/(.*)) {
    369390             set $path_info /$1;
     391        }
     392
     393        # it makes sense to serve static resources through Nginx
     394        location /chrome/ {
     395             alias /home/trac/instance/static/htdocs/;
    370396        }
    371397
     
    396422            fastcgi_param  SERVER_PORT        $server_port;
    397423            fastcgi_param  SERVER_PROTOCOL    $server_protocol;
    398 
    399             # for authentication to work
     424            fastcgi_param  QUERY_STRING       $query_string;
     425
     426            # For Nginx authentication to work - do not forget to comment these
     427            # lines if not using Nginx for authentication
    400428            fastcgi_param  AUTH_USER          $remote_user;
    401429            fastcgi_param  REMOTE_USER        $remote_user;
     430
     431            # for ip to work
     432            fastcgi_param REMOTE_ADDR         $remote_addr;
     433
     434            # For attchments to work
     435            fastcgi_param    CONTENT_TYPE     $content_type;
     436            fastcgi_param    CONTENT_LENGTH   $content_length;
    402437        }
    403438    }
    404439}}}
    405440
    406 2) Modified trac.fcgi:
     441 2. trac.fcgi の変更:
    407442
    408443{{{
     
    416451     import trac.web._fcgi
    417452
    418      fcgiserv = trac.web._fcgi.WSGIServer(dispatch_request, 
     453     fcgiserv = trac.web._fcgi.WSGIServer(dispatch_request,
    419454          bindAddress = sockaddr, umask = 7)
    420455     fcgiserv.run()
     
    438473}}}
    439474
    440 3) reload nginx and launch trac.fcgi like that:
    441 
    442 {{{
    443 trac@trac.example ~ $ ./trac-standalone-fcgi.py 
    444 }}}
    445 
    446 The above assumes that:
    447  * There is a user named 'trac' for running trac instances and keeping trac environments in its home directory.
    448  * /home/trac/instance contains a trac environment
    449  * /home/trac/htpasswd contains authentication information
    450  * /home/trac/run is owned by the same group the nginx runs under
    451   * and if your system is Linux the /home/trac/run has setgid bit set (chmod g+s run)
    452   * and patch from ticket #T7239 is applied, or you'll have to fix the socket file permissions every time
    453 
    454 Unfortunately nginx does not support variable expansion in fastcgi_pass directive.
    455 Thus it is not possible to serve multiple trac instances from one server block.
    456 
    457 If you worry enough about security, run trac instances under separate users.
    458 
    459 Another way to run trac as a FCGI external application is offered in ticket #T6224
     475 3. nginx をリロードし、 trac.fcgi をこのように起動します:
     476
     477{{{
     478trac@trac.example ~ $ ./trac-standalone-fcgi.py
     479}}}
     480
     481上記設定は以下の条件だと仮定します:
     482 * trac のインスタンスを実行するためのユーザ名を 'trac' とします。ホームディレクトリに trac Environment をおきます
     483 * Trac environment は `/home/trac/instance` に配置します
     484 * `/home/trac/htpasswd` に認証情報が含まれています
     485 * `/home/trac/run` は nginx を起動しているグループが所有しています
     486  * Linux を使用しているならば、 `/home/trac/run` に (`chmod g+s run`) を設定します
     487  * [trac:#7239 本家チケット 7239] のパッチを適用し、ソケットファイルのパーミッションをそのつど修正しなければいけません
     488
     489残念ですが、 nginx は fastcgi_pass ディレクティブ内の変数展開をサポートしていません。
     490したがって、 1 つのサーバーブロックから複数の trac インスタンスを起動することができません。
     491
     492セキュリティ面で不安があるならば、 各 Trac インスタンスを別々のユーザで起動してください。
     493
     494Trac を FCGI の外部アプリケーションとして起動するもう一つの方法は、[trac:#6224 本家チケット 6224] を参照して下さい。
    460495
    461496----
    462 See also:  TracGuide, TracInstall, [wiki:TracModWSGI ModWSGI], [wiki:TracCgi CGI], [wiki:TracModPython ModPython], [http://trac.edgewall.org/wiki/TracNginxRecipe TracNginxRecipe]
     497See also:  TracGuide, TracInstall, [wiki:TracModWSGI ModWSGI], [wiki:TracCgi CGI], [wiki:TracModPython ModPython], [trac:TracNginxRecipe TracNginxRecipe]