Changes between Version 1 and Version 2 of TracEnvironment


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Timestamp:
Aug 13, 2014, 12:08:17 AM (10 years ago)
Author:
trac
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  • TracEnvironment

    v1 v2  
    55== Environment の作成 == #CreatinganEnvironment
    66
    7 新しい Trac Environment を作成するには、 [wiki:TracAdmin trac-admin] コマンドを使用します:
     7新しい Trac Environment を作成するには、 [TracAdmin#initenv trac-admin の initenv] を使用します:
    88{{{
    99$ trac-admin /path/to/myproject initenv
    1010}}}
    1111
    12 [wiki:TracAdmin trac-admin] はプロジェクトの名前、
    13 データベースに接続するための文字列 (後で説明します) 、
    14 ソースコードリポジトリの種類とパスを尋ねてきます。
     12`trac-admin` はプロジェクトの名前とデータベースに接続するための文字列
     13(後で説明します) を尋ねてきます。
    1514
    16 ''Note: Environment のディレクトリ配下は、 Web サーバの実行ユーザに書き込みパーミッションを
    17 与える必要があります。適切なパーミッションの付与を忘れないようにしてください
    18 同じことが Subversion リポジトリにも当てはまります
    19 ただし、 Subversion リポジトリに Barkley DB のファイルシステムを使用していない場合は
    20 Trac は読み取りパーミッションしか必要としません。また、プロジェクト名に空白文字が混じっていると認証で問題が生じることがありますので注意してください  (See [http://trac.edgewall.org/ticket/7163 #7163])。''
     15=== Tips === #SomeUsefulTips
     16 - Environment のディレクトリ配下は、 Web サーバの実行ユーザが書き込み可能でなければなりません
     17 適切なパーミッションの付与を忘れないようにしてください
     18 同じことがソースコードリポジトリにも当てはまりますが
     19 Subversion リポジトリの場合は、ファイルシステムに Barkley DB を使用していない場合は、 Trac は読み取りパーミッションしか必要としません。 Subversion以外のリポジトリについては、各々のプラグインを確認してください
    2120
    22 ''Note: "initenv" で Subversion リポジトリを使用するように指定されても、 trac-admin コマンドは指定されたリポジトリのパスに対して "svnadmin create" を実行したりしません。新しい Trac enviroment を作るときに、 Subversion リポジトリも新規で作る場合は、 "svnadmin create" は "trac-admin initenv" よりも前に実行しておいてください。 Environment の初期化中にリポジトリが見つからない場合、 "Warning: couldn't index the repository" というメッセージが表示されてしまいます。''
     21 - `initenv` で Subversion リポジトリを使用するように指定されても、 trac-admin コマンドは指定されたリポジトリのパスに対して `svnadmin create` を実行したりしません。新しい Trac enviroment を作るときに、 Subversion リポジトリも新規で作る場合は、 `svnadmin create` は `trac-admin initenv` よりも前に実行しておいてください。 Environment の初期化中にリポジトリが見つからない場合、 "Warning: couldn't index the repository" というメッセージが表示されてしまいます
     22
     23 - 非 ASCII 文字を含むパスはサポートされていません
     24
     25 - プロジェクト名に空白文字が混じっていると認証で問題が生じることがありますので注意してください  ([trac:#7163 #7163] を参照して下さい。)
     26
     27 - [TracIni#GlobalConfiguration グローバル設定ファイル] に定義した [TracIni#inherit-section 共有するプラグインのディレクトリ] に配置した TracPlugins は Environment の作成時はロードされないようになりました。そのため、データベースのテーブルなどを追加で作成する必要がある場合は [TracUpgrade#UpgradetheTracEnvironment Environment をアップグレード] せねばなりません
    2328
    2429== データベースに接続するための文字列 == #DatabaseConnectionStrings
     
    3136[wiki:TracBackup バックアップ] することができます。
    3237
    33 === SQLite の接続文字列 === #EmbeddedSQLiteConnectionString
     38=== SQLite の接続文字列 === #SQLiteConnectionString
    3439SQLite データベースに接続するための文字列は以下の通りです:
    3540{{{
    3641sqlite:db/trac.db
    3742}}}
     43`db/trac.db` の箇所は Trac Environment のデータベースファイルへのパスを指します。
    3844
    3945=== PostgreSQL の接続文字列 === #PostgreSQLConnectionString
     
    96102== ソースコードリポジトリ == #SourceCodeRepository
    97103
    98 最初にリポジトリの ''type'' を指定し (例: Subversion ならば `svn` 、
    99 これがデフォルトです)、その後、リポジトリの ''path'' を指定します。
     1040.12 以降のバージョンでは、一つの Environment から複数のリポジトリに接続できるようになりました。 Environment からリポジトリに接続する方法は沢山あるので、詳細は TracRepositoryAdmin を参照してください。左記のページではリポジトリごとに設定する項目 (`type`, `url`, `description` など) について詳しく解説されています。
    100105
    101 リポジトリなしで、 Trac を使用したいときは、単に ''path'' 部分に何も入力しないままにして下さい。
    102 (その場合 ''type'' の情報は影響しません)
     106Trac 0.12 の `trac-admin` コマンドでは、接続するリポジトリの指定が必須ではなくなりました。デフォルトでは Trac はソースコードリポジトリへの接続を作成せず、メインナビゲーションの ''リポジトリブラウザ'' (英語版では ''Browse Source'') も表示されなくなります。
     107ロードされている `trac.versioncontrol.*` コンポーネントを完全に無効化するには下記設定を行ってください
     108{{{
     109[components]
     110trac.versioncontrol.* = disabled
     111}}}
    103112
    104 バージョン管理システムによっては、リポジトリへのパスだけではなく、リポジトリ内の ''scope'' を設定
    105 することもできます。 Trac はそのスコープ以下に限定したファイルとチェンジセット
    106 に関連する情報を表示します。 Trac のバックエンドに Subversion を 使う場合は、
    107 この機能を利用できます; 他のリポジトリシステムについては、対応するプラグインのドキュメントで確認して下さい。
     113バージョン管理システムによっては、リポジトリへのパスだけではなく、リポジトリ内の ''scope'' を設定することもできます。
     114Trac はそのスコープ以下に限定したファイルとチェンジセットに関連する情報を表示します。
     115Trac のバックエンドに Subversion を 使う場合は、この機能を利用できます。
     116他のリポジトリシステムについては、対応するプラグインのドキュメントで確認して下さい。
    108117
    109 Subversion リポジトリの設定の一例です:
     118デフォルトリポジトリのみで構成される Subversion リポジトリの設定の一例です:
    110119{{{
    111120[trac]
     
    125134プロジェクト Environment のディレクトリは通常、以下に示すファイルとディレクトリから成り立ちます。
    126135
    127  * `README` - Environment について記述したドキュメント
    128  * `VERSION` - Environment のバージョン識別情報
    129  * `attachments` - 全ての添付ファイルはここに保存されます
     136 * `README` - Environment について記述したドキュメント
     137 * `VERSION` - Environment のバージョン識別情報
     138 * `attachments` - 全ての添付ファイルはここに保存されます
    130139 * `conf`
    131    * `trac.ini` - メインとなる設定ファイル。詳細は TracIni に記述しています
     140   * `trac.ini` - メインとなる設定ファイル。詳細は TracIni に記述しています
    132141 * `db`
    133142   * `trac.db` - SQLite データベース (SQLite を使用している場合)
    134  * `htdocs` - Web のリソースを格納するディレクトリ。 Genshi テンプレートから参照する。 '''''(0.11 の場合)'''''
    135  * `log` - ログファイルのデフォルトディレクトリ。ログ機能が有効に設定され相対パスが与えられた場合に使用する。
    136  * `plugins` - Environment に固有の [wiki:TracPlugins プラグイン] (Python eggs, [http://trac.edgewall.org/milestone/0.10 0.10] 以降)
    137  * `templates` - カスタム (プロジェクトに固有の) Genshi テンプレート '''''(0.11 の場合)'''''
     143 * `htdocs` - Web のリソースを格納するディレクトリ、URL `/htdocs/site/...` を使用した Genshi テンプレートから参照する ''(0.11 以降)''
     144 * `log` - ログファイルのデフォルトディレクトリ、ログ機能が有効に設定され相対パスが与えられた場合に使用する
     145 * `plugins` - Environment に固有の [wiki:TracPlugins プラグイン] (Python egg または単独のファイル、 [http://trac.edgewall.org/milestone/0.10 0.10] 以降)
     146 * `templates` - カスタム (プロジェクトに固有の) Genshi テンプレート ''(0.11 以降)''
    138147   * `site.html` - カスタムヘッダ, フッタ, スタイルシート。 TracInterfaceCustomization#SiteAppearance に記載
    139  * ''`templates` - カスタム (プロジェクトに固有の) !ClearSilver テンプレート '''(0.10 の場合)''' ''
    140    * ''`site_css.cs` - カスタム CSS スタイルシート''
    141    * ''`site_footer.cs` - カスタムフッタ''
    142    * ''`site_header.cs` - カスタムヘッダ''
    143  * ''`wiki-macros` - Environment に固有の [WikiMacros Wiki マクロ] '''(0.10 の場合)''' ''
    144148
    145   '''Note: Trac Environment のディレクトリとソースコードリポジトリのディレクトリを一緒にしないで下さい。
    146 上記のディレクトリ構造は Subversion リポジトリのディレクトリ構造をざっくりと真似ているだけですが、
    147 2つは同じ場所においては ''いけません'' 。'''
     149=== 要注意: ''Trac Environment のディレクトリ'' と ''ソースコードリポジトリのディレクトリ'' を一緒にしないで下さい。 #Caveat
     150
     151初心者がよくやる誤りです。
     152上記のディレクトリ構造は Subversion リポジトリのディレクトリ構造をざっくりと真似ているだけです。
     153全く関連はありませんので、2つは同じ場所においては ''いけません''。
    148154
    149155----